工場の製品がインターネットと接続している場合、セキュリティ対応は必須となっています。先日海外の石油パイプラインでセキュリティの不備から精製工場がハッカーに乗っ取られ、身代金を要求する事態に発展したニュースがありました。身代金の額も高額ながら、国民の生活に支障の出る大きな事件としても話題となり改めてセキュリティの重要性を知らしめたものだったのです。工場から悪意のある攻撃を受けるパターンは、主にメールやWEBサイトを経由してのコンピューターウイルスが入ってくるところから始まることが一般的です。

ほかにもログインIDとパスワードを手当たり次第に入力する攻撃だったり、取引先を装って親友する試みなど巧妙化しているため注意が必要になります。専門のセキュリティー担当がいれば心強いのですが、この分野は人手不足ということもあるので多くの会社が専門会社と契約を結び対応にあたっています。外部に接続できる人員を限ることや、対応する席に社を設けるなど国でも基準やガイドラインが策定されているのでそれに応じた対応を心がけましょう。攻撃はいつどこで起こるか分からないため、常に最新のソフトをアップデートすることも重要ですしハード製品自体も安全性の高いものを利用する点もポイントになります。

社内でBCPを策定して万が一の事態に備えて速やかに復旧できるよう、対応策を講じていくことも重要な対応であり、日々の準備が肝心なのです。

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